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華僑の起業術??

こんにちは。
佐野です。

まずは、ご連絡です。

私の友人で
大阪在住の中野貴史さんが
プロモーションを始めました。

中野さんが主催していた
初期の「自立塾」という
クリエイター向けの起業塾に
私も参加していました。

かなり浪花節の人です(笑)

3年前、一緒に上海に行き
3泊4日のセミナー受けてました。

——————————-
「日本人がいかに国の外で
稼げるようになるか」
——————————-
というテーマでした。

非常に興味深いセミナーでした。

その大阪出身の中野さんですが、
今から10年ほど前
「コネ無し、金無し、仕事無し」の状態で
無謀にも東京で起業。

家のローンと
生まれたばかりの子供を抱えながらも、

無収入のどん底状態での暗中模索の末、
「しゃべる名刺」を発明し

自身のビジネスを成功させた
という経歴の持ち主です。

もともとは販促系のグラフィックデザイナーで
今は、販促営業のコンサルタントをしています。

http://kotodama-m.com/

さて、
今日の本題です。

華僑の起業?
ってことですが、

失敗のしようがない
華僑の起業ノート
大城太(著)

華僑の起業ノート

という本を読みました。

著者の大城さんが
大物華僑に学んだいろいろを
面白おかしく伝えてくれます。

最近、
尖閣諸島や南沙諸島へ中国船が
来ていたり、

何かと近隣諸国と
小競り合いをしている中国ですが、

この本で、
まず大きな気づきだったのは、

—————————-
華僑と中国人は違う
—————————-
ということです。

中国人はやたら
まわりと問題を起こしていますが、

華僑は、
もともと国を出ているので、
その土地の人たちと
問題をおこさないようにします。

問題が起きると
稼げなくなるからです。

起業・ビジネスだけでなく、
中国人と華僑の違いを認識できたのは
大きな気づきでした。

あと、私はいつも
個人事業主でも一人で仕事をしないようにと
言ってますが、

華僑の中にもその言葉が出てきます。

その中で、
—————————-
●お金を出す人
●アイデアを出す人
●作業をする人
—————————-
これは最低分けるように
という教えです。

これは、わかる。

全部一人でやってしまうと
ビジネスが小さくなり、
スピードも遅くなるからですね。

お金を出すのは、
・親・親戚
・投資家
・銀行
など

そして、自分は、
・アイデアを出す人か
・作業をする人
のどちらかになります。

ということで、
一般的には、

自分がアイデアを出す場合
—————————-
●お金を出す人(銀行、投資家)
●アイデアを出す人(自分)
●作業をする人(ビジネスパートナー、従業員)
—————————-
または、
自分が作業を担当する場合
—————————-
●お金を出す人(銀行、投資家)
●アイデアを出す人(コンサルタントまたはプロデューサー)
●作業をする人(自分)
—————————-

ということですね。

華僑だけでなく、
ユダヤ人もそうですが、
たった一人でビジネスをしていません。

個人事業主も一人会社の社長も
ぜひ、チーム運営で(外部スタッフを活用し)
大きなビジネスを仕掛けていきたいですね。

では、今日はこの辺で。

佐野

「差別化」を考える

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタント
佐野芳己(サノヨシキ)です。

先月行った上海の研修で
こんなワークがありました。

会場にいる
男性一人、女性一人に
前に出てもらって、

「二人の違いは何ですか?」
講師の先生は、みんなに聞きました。

すると、答えとして、

●性別
●身長
●体重
●服装
●髪の長さ
●出身地
●性格
●趣味
●頭の大きさ
●学生時代好きだった教科
●出身校
●住んでいる所

などがあがりました。

でも、この答えは、
実は、
2種類のグループに分けることができます。

まずひとつめのグループ
●身長
●体重
●髪の長さ
●頭の大きさ

そしてもうひとつのグループは、
●性別
●服装
●出身地
●性格
●趣味
●学生時代好きだった教科
●出身校
●住んでいる所

この2つのグループは、
何が違うのか、
わかりますか?





これは、

一つ目のグループは、
英語で言うExcellent

つまり、
他者より優れているかどうか、
上をいっているかどうかの
違いです。

もう少し平たく言うと、
長いか短いか、大きいか小さいか、
多いか少ないか、
の違いですね。

後のグループは、
英語で言うDifferent

比べることのできない
一つの物差しで図ることのできない
まったく違うもの、
異質なものです。

ビジネスにおいては、
他社よりも上を行こうとする
Excellentではなく、

他社とは全く異質の
Differentであることが
重要ですね。

というのは、

Excellentだと
他社より優れていようとしても、
またすぐに他社がその上を行こうとし、
不毛な競争を続けるからです。

低価格競争など、
最たるものですね。

ビジネスにおけるDifferent

簡単に言うと、
「差別化」ですが、

「差別化」というと
すんなり流れてしまうので、

「異質化」と言った方が
いいかもしれません。

同じ軸の上にない、
別の土俵にある状態です。

あなたは、
自分のビジネスを
どう「異質化」しますか?

他のもの違った魅力を持てば、

あなたの商品は、
競争することなく
買ってもらえるように
なりますね。

それでは、
今日はこの辺で。

また次回です^^

上海・研修旅行(その3) 「右手に論語 左手にそろばん」

 

上海・豫園の中
(写真は上海の豫園)

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタントの
佐野芳己(サノヨシキ)です。

今日は珍しく
朝5時半に起きました。

空気はかなりひんやりとしていて、
秋を感じますね^^

早起きすると、
やはり作業が非常に進んでいいです。

なるべくずっと
続けたいですね。

さて、本題です。

経営やマーケティングというと、

やはり
MBAやインターネットが
先に進んでいることもあり、
アメリカの情報が第一となります。

本もネットからの情報も
主にアメリカから流れてきます。

でも、
今回上海に行ってみて、

違う情報源から
違う情報を得られて
よかったです。^^

空間の移動、
視点の移動は大切ですね。
それで、

メールの件名になっている
「右手に論語 左手にそろばん」

これを見て、何これ?
と思った方もいると思いますが、

これは、
日本資本主義の父、
渋沢栄一の言葉です。

渋沢栄一は
幕末から大正にかけて活躍した
官僚、実業家で

今のみずほ銀行の大元である
第一国立銀行や
東京証券取引所の設立・経営に
関わった人です。

それで、
「右手に論語 左手にそろばん」の意味ですが、

そのままの意味ではなく、
論語とそろばんが比喩になっています。

この場合の論語は、
「哲学」「思想」「理念」
という意味になります。

そろばんは、
「経理」「数字による経営」「お金」
という意味です。

なので、
「右手に論語 左手にそろばん」の意味は

事業を行うには、
「理念」と「数字による経営」と両方大切、
と言ってるんですね。
「数字による経営」はわかりますが、

渋沢栄一はそんな昔から、
「理念」の重要性を説いていたんですね。

成功する事業は、
「なぜ、この事業をするのか」という問いに対する答え
「理念」を持っています。

「理念」がなければ、
少し儲らなくなったり、
流行らなくなったりするとやめてしまうので、
続きません。

理念があることによって
「停滞している時も
ずっと継続して行く力」が出るし、

また、
「他の人を巻き込んでいく力」
もあるんですね。

あなたにとっての理念は何ですか?

そして、
数字による目標設定や売上管理を
きちんとしていますか?

今一度、
見直してみましょう。

 

渋沢栄一の
「右手に論語、左手にそろばん」

私にとって
記憶に残るフレーズとなりました。
それでは、
今日はこの辺にします。

また次回^^

追伸
渋沢栄一について
もっと詳しく知りたい人は、
下記ウィキペディアのページで。
http://urx.nu/57yz