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ドバイのプラットフォーム戦略

こんにちは。

自宅サロン・個人サロンなど
サロン経営者・セラピストのための

スクール開業・集客支援コンサルタント
佐野芳己(サノヨシキ)です。

ドバイから戻って
慌ただしく仕事をしています。

ようやく
師走っぽくなってきました(笑)

そういえば、
今日は12月24日、
クリスマスイブになりましたね。

今夜は、
特にイベントがあるわけでもなく、
普通に仕事してると思いますが・・・何か(笑)
さて、
今日の本題です。

前回、
ドバイの「No.1戦略」
つまり「世界一戦略」について
お話しました。

2つのことが重要ということでしたので、
2つ目をお話ししますね。

ドバイに行って
お店で買い物をする時
気がつくんですが、

ショッピングモール内の
ブランド品のお店や
レストランなどで

白人やアジア人、黒人などが働いていて、
あまりドバイ人を見かけないんです。

では、
ドバイ人は何をしてるの?
というと

ドバイの人は、
結構、公務員をしていたりします。

公務員でも年収1000万円以上
あるそうなので。

働く側ではなく、
管理する側ですね。

普通、
国の労働力を奪われるからと
労働者を他国からいれたがりません。

アメリカは移民の国なので
一概にそうとは言えないんですが、

ヨーロッパや日本は基本的にそうです。

働く外国人を
自国に入れたがらないんです。

ところが、
ドバイは外国人労働者だらけ。

他の国と真逆です。
どんどん労働者を入れています。

正確な数値は、いろんなデータがあるので
これとは言いがたいんですが、

私が知る限り、
40〜50万人がドバイ人で、
200万人が外国人。

それにさらに
観光客(外国人)が
年間1000万人以上います。

1000万人は、
日本に訪れる外国人の数なので、

埼玉県くらいの大きさのドバイに
日本に訪れる外国人の数が
ドッと押し寄せていることになります。

なぜ多くの人が
来るようになるかというと、

単に観光客をもてなす国
ということだけではなく、

ここで投資やビジネスする人も
労働する人も
観光客同様に優遇しているということです。

経営・マーケティング的にとらえると
「プラットフォーム戦略」と言います。

「みんなが得する広場を作る」
と言う考え方です。

観光客が来たら、
その収入をドバイのホテルやレストランだけでなく、

外国のホテルやレストランもドバイに来て、
ここで稼いでもらっていいですよ、
ということになってます。

自分たちだけで、
自国だけで儲けようとしていない。

「他の国の人や会社も来てもらって
あなたも潤います」という戦略のため、
多くの人がやってくるんです。

そして、たくさんのホテルやレストラン、
他に様々なビジネスがやってくれば、
それだけドバイの魅力が高まります。

好循環です。

「あなたが儲かれば、
こちらも儲かる」の好循環
ということですね。

ビルやショッピングセンターなど
不動産家賃もそうですね。

外国から来てもらうと
所有するドバイ人は儲かる。

他国の会社や労働力を入れないのではなく、
むしろ呼び込むことで、
魅力を高め、集客力を高めていく。

そして、
ドバイは無税の国です。

所得税も
法人税も
固定資産税も
消費税も
相続税も無しです。

あるのは、
宿泊税(笑)

ここはちゃっかりしている。
外国人からきちんと取ってる(笑)

利益を自国だけでなく
他国の企業と分け合うことで
より豊かになっていく
ドバイの「プラットフォーム戦略」のお話でした。

日本も今後道州制になるんだから、
道州の首都は外国を優遇するフリーゾーンを作り
そこだけ自由にできるようにすればいいですよね。

また既得権益を守りたい
保守層の反対でダメかな?

ドバイの真似はできないのか?

われわれに日本人も
今後について
もっと真剣に考えた方がいいですよね。

それでは、
今日はこの辺で。

佐野芳己(サノヨシキ)

ドバイのNo.1戦略

こんにちは。

自宅サロン・個人サロンなど
サロン経営者・セラピストのための

スクール開業・集客支援コンサルタント
佐野芳己(サノヨシキ)です。

ドバイから帰って
数日がたちちました。

帰って来て見てみると
日本で見るものすべてが
「ザ・普通」に見えます(笑)

自分の基準が
上がったのかもしれません。

スケールが大きく、
絢爛豪華な中にいましたからね。

それが当たり前になった。
体験って、大事ですね^^

それでは、
今日の本題です。

ドバイに行って
いろいろ観察するうちに
気がついたことがあります。

僕らのような個人や小さな会社が
ビジネスをする上でも
とても大切な考え方なので、
シェアしますね。

ドバイには
いろいろ言及することはありますが、
基本戦略としては2つあります。

まず、一つ目が、
「No.1戦略」と呼ばれているものです。

ドバイには、

「世界一高いタワー」
「世界一広いショッピングモール」
「世界一の高さのホテル」
「世界一大きい水族館」
「世界一の高さの噴水」
「世界一の数の○○」

と世界一だらけです。

「世界一」を意識しています。

ブルジュハリファ

ブルジュハリファから夜景

(世界一の高さを誇るタワー、ブルジュハリファと、124階の展望台からの眺め)

これは、
小さな会社が大企業に勝つための
「ランチェスター戦略」という戦略があり
本が何冊も出ていますが、

その中に出てくる基本的な考え方で、
「No.1戦略」というものです。

小さな会社は、
どんな小さな領域、地域、カテゴリーでもいいので、
No.1となるようにすること。

つまり、
日本で一番売れているのが
ある大企業としても、

ある街では
ちいさな会社の自社の商品が一番売れている、
というようなことです。

または、
総合店としては、
大きなA社が一番だけど、

ある小さなカテゴリー、
専門店としては、
うちが一番というものです。

No.1の領域を作って、
それを少しずつ
隣りの領域、隣りの領域と
広い領域に広げて行くのが基本です。

そうやって、
オセロゲームの駒が
ひとつずつ変わって行くように
展開していきます。

小さなドバイは、
世界から人を呼ぶために、
彼らは、「世界一」にこだわった。

一番でないと
埋没するからですね。

世界一の高さのタワーの隣りに、
世界一広くて店舗数のあるショッピングセンター。
その前で
世界一高い噴水の噴水ショーが見られる・・・

ビジネスを始める時、
最初から、「No.1」になれるものを意識して
始める、ってことですね。

これが、
ランチェスター戦略の神髄です。

みんなと同じようなものを始めて、
頑張っていればそのうち
上位にいけるだろう、
と考えるのは、従業員の発想。

「出世」の発想です。

優れた経営者は、
そう考えない。

いきなり、
No.1に降り立つ。

経営者は、
「上から下に」の思考です。

従業員は、
「下から上に」の思考です。

これ、すごく重要。

論点が増えるので、
2つ目のことは、次回にお話ししますね。

ぜひ、自分が何でNo.1を取れるのか、
考えてみてくださいね。

それができたら、
あなたは優れた経営者。

それでは、また次回^^

佐野芳己(サノヨシキ)