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「シズル」を深堀りする

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタント
佐野芳己(サノヨシキ)です。

昨日、
広告業界の業界用語
「シズル」について触れました。

今日は、
この「シズル」について
深堀りしてみたいと思います。

シズルとは、
—————————————-
英語で「sizzle」と書き、

一般的には、
ステーキなどの肉や揚げたての食べ物が
ジュージューと音をたてていること
を意味し、

シズル感のあるステーキ

転じて、
食欲や購買意欲を刺激する、
そそる要素のこと
—————————————-
でしたね。

実際、

広告業界では、
料理の写真を
「シズル・カット」といい、

「この料理写真は、
シズルが足りない」

と使ったりします。

また、

「エステ業界には
エステ特有のシズルがある」
とか、

「このCMはよくできているが、
トヨタっぽい。
ホンダのシズル感ではない」

などと言ったりします。

つまりシズルとは、
「物事の本質であり、そそる要素」
と言えます。

ここで、
また考えます。

自分のビジネスの
シズルは何だろう?

自分のサロンの
シズルは何だろう?

自分のスクールの
シズルは何だろう?
これは、
ブランディングの核であり、
見込み客がそそる要素でもあり、
奥が深いですね。

いろいろ頭が巡ります。

そそるコンセプト、
そそる言葉、
そそるビジュアル。

これは、
自分(自社)を理解し、
お客さんの心理を理解し、
自社の商品の強みを理解し、
競合他社を理解し・・・

多面的に考えないと
なかなか出てきませんね。

————————–
自社のシズルは何だろう?
————————–

この問いは
なかなか答えは
出ないかもしれないですが、

永遠に問い続けることのできる
いい質問かもしれません。

—————————–
あなたのシズルは何ですか?
—————————–

どんな要素が、今すぐにでも
あなたの見込み客があなたの商品を買いたいと
思うのでしょうか?

まさに奥が深いですね。

それでは、今日は、
この辺で。

また、次回^^

アイデア作りの5つのハードル

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタント
佐野芳己(サノヨシキ)です。

さて、昨日まで
広告の話でしたが、

今日も広告の話で
いきますね。

もし、クリエイターで
一番すごい人は誰?
と聞かれたら、

僕は
レオナルド・ダ・ヴィンチ
と答えるけど、

広告業界では誰?と
聞かれたら、

アートディクターの
大貫卓也氏と答えます。

ほとんどの方は、
大貫さんのことを知らないと思うので、
ご紹介しておくと、

大貫さんは
少し前に活躍された人で、

代表作として、

新潮文庫のパンダが出てくる
「Yonda?」キャンペーン、

ペプシコーラの
ペプシマン、

原始人が出てきて
「Hungry? 」
という日清カップヌードル、

としまえんの広告、

資生堂
「TSUBAKI」

などを企画デザイン
された方です。

また、

ユニクロの
アートディレクションで有名な
佐藤可士和氏の
師匠でもあります。

その
大貫さんが
「アイデア作りの5つのハードル」
というのがありますので、

シェアしたいと
思います。
それは、

●目立つこと

●違うこと

●わかりりやすいこと

●企業・商品のシズルがあること

●商品が動くこと

です。

 

4つめに「シズル」
と言う言葉がありますね。

これは、
広告業界の用語で、

英語で「sizzle」と書き、

一般的には、
ステーキなどの肉や揚げたての食べ物が
ジュージューと音をたてていること
を意味し、
転じて、

食欲や購買意欲を刺激する、
そそる要素のこと
言います。

さて、この5つのハードルを
自分のビジネスに
適用してみると、
こうなります。

●自分のビジネスは
 他から目立っているか?

●自分のビジネスは、他とは違うか?
 以前のものとは、違っているか?

●自分のビジネスは、
 わかりやすいか?

●自分のビジネスは、
 見込み客から見て
 購買意欲が多いにそそられるものか?

●自分のビジネスの宣伝PR活動は、
 商品がきちんと動く(買われる)
 ものであるか?

大貫氏いわく、

ひとつひとつをクリアするのは
難しくないけど、
一度に5つのハードルを越えるは

なかなか難しい。

確かに、

他と違って目立つようにすると
わかりにくくなったり、

わかりやすくすると、
ありきたりになったり・・・

ぜひ、
自分の強みが活かせて、

未だ市場で
満たされていないものを見つけて

ビジネス化してみましょう。
5つを超えて、
ブレイクスル―して
いきましょう。

それでは、
今日はこの辺で。

また、明日です^^

自宅料理教室でも、ビジネス思考

こんにちは。

サロン経営者・セラピストのための
スクール開業・集客支援コンサルタントの
佐野芳己(サノヨシキ)です。

今日は、
サロンと言っても施術系の方ではなく、

料理教室をやっている方からのご相談を
ご紹介しますね。

その方をAさんとします。

50代の女性で、
薬膳を生徒に教えています。

特に、若い人の
きちんとした食べ物を食べていない現状を憂い

若い20代~30代の女性をメインに
薬膳を教えています。

「健康的で美しい女性になれる薬膳」が
テーマです。

つねに
真面目に教えていられるのですが、

「生徒があまり集まらない、集客できない」、

あるいは、

「なかなかずっと続かない」

という悩みがありました。

よくよく聞いてみると、
2つの原因がわかりました。

まず一つ目は、
想いがありすぎて
薬膳のかなり難しいこと、
上級のことも伝えているようでした。

初心者に教える場合、
はじめから本格的なことを教えたい
という気持ちも分かりますが、

やはり、やさしいところから、
とっつきやすいところから
始める必要がありますね。

あと、もう一つは、
Aさんが美的なことに弱いということでした。

やはり、
健康的で美しい女性になりたいと思う
若い女性にアピールするには、
お洒落さは必須。

若い女性に
きちんと栄養価のある食事をして欲しい
というのはわかるけど、

やっぱり、
美的にアピールしないと。

自分の想いは大切ですが、
受け取る方のニーズを考慮しないと
薬膳通の人しか集まりませんよね。

薬膳大好き!という通な人を集めるのであれば
それでもいいんです。

でも、
初歩的な若い女性に薬膳の良さを
知って欲しいのであれば、

料理の見た目のお洒落さも
大切な要素ですね。

しかし、
Aさんは、薬膳の料理の作り方や
素材の良さの見極め方などは知り尽くしているのですが、

キレイな器を用意したり、
ランチョンマットと合わせてコーディネートしたり、
この料理には、この器と合わせたりすることが
苦手でした。

そこで、
そういうことが得意な人、
テーブルコーディネーターと
ジョイントすることを勧めました。

俗に、
ジョイントベンチャー(JV)とか、
コラボレーション(コラボ)とか
呼ばれているものですね。

それで、

自分の苦手なところは
誰か他の人にやってもらう。

なんでも自分一人でやろうとしない。

個人事業主とか、
独立起業というせいなのか、
みんななぜか一人でやろうとします。

個人事業主、成功の秘訣は
「一人でやらない、チームでやる!」
と、私はいつも言っています。

肝に命じてくださいね。

Aさんは、
テーブルコーディネーターと組むことで
仕事がすごくスムーズになり、

生徒にとっても、
見た目きれいで、栄養価にも優れた
薬膳料理を習えることになり、
一挙両得となりました。

一人でできることから考えるのではなく、
顧客のニーズから考えること。

顧客のニーズを一人で埋められないのなら、
2人、3人とチームでサービスを作ること。

料理教室も、ビジネス。
それが、仮に自宅の料理教室であってもビジネスです。

ビジネスの基本は、いつも同じです。

基本は大切にしたいですね。

それでは、
今日はこの辺で。