プラットフォーム戦略」カテゴリーアーカイブ

スクール開業は、「プラットフォーム戦略」の実現

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタントの
佐野芳己(サノヨシキ)です。

前回、
スクールも
プラットフォームの一種と
言ったら、

何人かの方から
「スクールのプラットフォームについて
もう少し詳しく知りたい」

というお問い合わせを
いただきました。

ありがとうございます。

ということで、
解説しますね。

スクールを
自分一人で
数人の生徒を教える場合、

このスクールに関わる人は、
————–
自分(講師)
生徒(数人)
————–
ですね。

もし、自分の不得意とする領域を
別の人にお願いするとすると、

スクールには、
————–
自分(講師)
別の講師
生徒(数人)
————–
となりますね。

施術家が
スクールをやる時に

ネット集客など
集客部分に関して教えられないから
私がそのスクールでの授業を受け持つ
という時があります。

そういうケースですね。

また、
自分以外の講師が
何人も増える場合もありますね。

あるいは、
最初から自分は教えないで
プロデューサーで
講師を雇うという場合もありますね。

その場合は、
————–
自分(プロデューサー)
講師
生徒たち
————–
ですね。

集客が大変だから、
一人紹介して契約したら、
紹介料を払う
紹介システムを導入したとします。

いわゆる
成果報酬型の営業代行
のようなものですね。

すると、
スクールの関係者は
————–
エージェント(営業/紹介)
自分(講師/プロデューサー)
別の講師
生徒たち
————–
となります。

また、
やはり、今はネットによる集客は
かかせないから、

その部分を
コンサルティングのお願いをするか、
または
その作業を外部委託するとすると、

スクールの関係者は
————–
ネット集客(コンサルタント/Webプロデューサー)
エージェント(営業/紹介)
自分(講師/総合プロデューサー)
別の講師
生徒たち
————–
となります。

教えてもらった生徒が
卒業して一人前になり、
その人が先生になる場合もありますね。

かなり、
スクールが仕組み化されてきました。

この人たち、
みんなが得をするようになると
このプラットフォーム(広場)は
自然にうまく行くようになります。

この仕組みが
きちんと動くようになり、

自分がスクールで教えなくても
他の講師で回るようになれば、

いわゆる
「自分がいなくても回る仕組み」=「ビジネス」の
完成になります。

個人事業主の仕事(労働)と
起業家のビジネスの違いが
おわかりいただけましたでしょうか?

もちろん、
広場をつくるより
作られた広場で働く方が
向いている人もいらっしゃるので、

自分の立ち位置を
今一度、確認されるといいと思います。

それでは、
今日は、この辺で。

また、次回です^^

「プラットフォーム戦略」って、具体的に言うと・・・

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタントの
佐野芳己(サノヨシキ)です。

前回、
プラットフォーム戦略
—————————-
みんなが得する広場を作ること
—————————-
について触れましたので、

今日は、
もう少し具体的に
ご説明しますね。

例えば、
アップルのApp Store(アップ・ストア)

アプリを開発した人が、
App Storeに申請し、

許可がおりれば、
そのアプリはApp Storeに並びます。

アプリを欲しい人は、
App Storeに来て、
そのアプリをダウンロード、
自分のクレジットカードから決済されます。

世界中のたくさんのアプリ開発者が
アプリを作ってApp Storeに上げ、

多くのユーザーが
App Storeからダウンロードします。

その都度、
App Storeは売り上げの30%を徴収します。

いい開発者がどんどんアプリを作って
App Storeにアップすれば、

どんどん勝手にダウンロードされて、
どんどん勝手に売り上げがあがります。

Appleは、
App Storeという広場を作っただけで
どんどん利益があがるようになっていますね。

マッチングビジネスの典型です。

マッチングビジネスが
勝手に加速する広場を
ネット上につくったんですね。

都度、
申請のチェックと許可という労働はありますが、
それは、微々たるものです。
また、
Yahoo!オークションも
そうですね。

いらなくなったものを抱えた人が
Yahoo!オークションにアップして、

欲しいという人が競りをして、
最終的に誰かに決まって
モノが売れる。

Yahoo!が作ったのは、
Yahoo!オークション
という広場を作っただけで、

毎回特別な労働を
しているわけではありません。
最初は、
プラットフォーム
—————————-
みんなが得する広場を作る
—————————-
というのは、
難しいと思うかもしれません。

少し思考の慣れが必要ですね。

でも、
何かそういったことが
自分のビジネスでできないか、
日々考えていると、

そういう頭になってきますので、
ぜひ、時折
考えてみてください。

実は、
スクール事業も
そうですね。

自分のビジネスを核にした
スクールというプラットフォーム
作ろうとしているので、

やろうとしている人は、
ぜひ、
—————————-
みんなが得する広場を作る
—————————-
という思考で続けてください。

それでは、
今日は、この辺で。

また、次回^^

プラットフォーム戦略の昔話

こんにちは。

サロン経営者・セラピストなど
独自技術を持つスペシャリストのための

スクール開業・集客支援コンサルタントの
佐野芳己(サノヨシキ)です。

さて、
突然ですが、
——————————–
庄屋と小作農、どっちがいい?
——————————–
ですか。




突然変なことを聞くな、
とお思いでしょうが、
おそらく庄屋の方ですよね。

多くの人は、
小作農より、庄屋の方がいいと
言っていると思います。

荘園(農地)を持っているのが、
庄屋、

そこで働いているのが、
小作農。

この構造は
今も昔も変わりませんよね。

荘園にあたる会社を持っているのが
社長またはオーナー

そして、
そこで働いているのが従業員。

それで、
そこから脱出するように
多くの人が起業します。

ここまではいいんですが、
問題はここからなんです。

起業する多くの人が
ビジネスをする庄屋になるのではなく、
仕事をする小作農になってしまう、
ということです。

フリーランス小作農。

このビジネスと仕事の意味の違いを
きちんと認識する必要がありますね。

せっかくリスクを犯してまで
起業するのですから、

自分がいないと回らない仕事より、
自分がいなくても回る仕組みのビジネスを
志向したいものです。

ビジネスと個人事業の違いを理解した上で
個人事業主のままでいいと
思う人はそれでもいいのですが、

気がつかずに
フリーランス小作農の状態になっていれば、

会社に勤める従業員より
低い立場になってしまって
問題ですね。

小作農、従業員、個人事業主から、
庄屋、ビジネス起業家へ。

庄屋になるには、
仕事をするのではなく、
—————————-
みんなが得する広場を作る
—————————-
という意識が重要です。

たとえば、
——————————
お客さんだけでなく、
ライバル、競合他社でさえも
この広場に来て儲るようになる
そんな広場は何か?
——————————-
といった思考です。

みんなが潤う広場を作れば、
その広場はどんどん潤ってきますから。

専門用語で
この広場のことを
「プラットフォーム」といい、

プラットフォームを持つ戦略をとることを
「プラットフォーム戦略」と言います。

現代の庄屋さんは、
プラットフォーム戦略です。

それでは、
今日は、この辺で。

また次回です^^